あなたが、なにか大きな決断をするとき・・・たとえば、新しくなにかを始めようとしたときに、非常に迷ったとします。
そのときに、最終的にあなたが下したその決断は、ほとんどの場合正しいのです。
二人の会員の方とオンライン相談を実施したのですが、そのうちの一人がある決断をしました。
私は直感を信じてくださいといいました。
今の自分は過去の膨大な選択を積み重ねた結果
私たちは、迷ったときには絶対に選ばないような選択肢は、無意識のうちに除外しているものです。
その上で、もう一度じっくり考えたり、誰かに打ち明けて相談をするのですが、迷っているどの選択肢を選んでも、時間がたてばベストの選択をしたと実感できます。
実は、迷っているときにあなたが絞り込んだ選択肢は、どれも正しいのです。
むしろ、避けなければならないことは、あまりにも熟考しすぎて最初に下した決断を違うものに変えてしまったり、いつまでも決断を下さずに考え続けることです。
人生を40年ちょっとしか生きていませんので、長い人生を語るには若すぎるかもしれませんが、人生とは選択と決断の連続だと考えています。
私たちの今を作ったのも、過去の膨大な選択を積み重ねた結果だといえるでしょう。
あなたも、これまで歩んで来た人生で、数多くの選択と決断を経験したはずです。
志望校・就職先・結婚相手・自宅購入・・・
最も大切なことは、直感を信じて選んだあなたの選択と決断を後悔せずに、自信をもって人生を歩んでいくことです。
熱望して入学した大学を中退するという人生の選択と決断をしましたが、その選択と決断があったからこそ、貿易会社にお世話になることができました。
そして、転職先の企業にてお客様サポートの業務にたずさわったことで、輸入ビジネスの会員組織でのサポート業務を任せていただける機会にも恵まれました。
人生に何が起こるのかは誰にも予測できない
人生、何が起こるかは誰にも予測できません。
中学校か高校での国語の教科書に「塞翁(さいおう)が馬」という漢文がのっていました。聞いたことがない方へ説明します。
昔の中国。
塞(とりでのようなもの)の近くに、ある老人とその息子が住んでいました。当時の中国では、塞の周辺に拠点を持つ遊牧騎馬民族の侵攻に常に悩まされていました。
ある日、老人の飼っていた馬が遊牧騎馬民族が住んでいる土地に逃げて行きました。近所の住民が老人に対して、大切に飼っていた馬がいなくなったことをなぐさめましたが、老人はこう言いました。
このことが幸福になるかも知れんな
すると数ヶ月後に、逃げた馬がその土地の良い馬をたくさん連れて帰って来ました。そこで老人はこう言いました。
このことが不幸になるかも知れんな
その言葉通り、飼っていた馬が連れて来た良い馬に乗った老人の息子は、馬に振り落とされて足を折る大けがをしてしまいました。またもや近所の住民がそのことをなぐさめましたが、老人はこう言いました。
やはりこれは幸福なことかも知れんな
しばらくあとに、老人の近くにある塞に周辺の遊牧騎馬民族が突然攻め込んで来て、大きな戦が始まりました。塞の近くに住む若者は、ほぼ全員その戦に参加してほとんどが戦死してしまったのです。
足を折って動けなかった老人の息子は、その戦に連れて行かれなかったので、無事に生き残ることができました。
この昔話が物語るように、一見幸せに見えることが不幸につながることもあれば、その逆に、不幸に見えることも結果的に幸せになることもある。
つまり、人生は誰にも予測できないというたとえです。
何をやっても上手く行かない、嫌になる!
私の人生はこれでよかったんだろうか?
やっぱり、この選択は間違っていたのかな?
目の前の表面的な出来事にとらわれず、あなたの心の声を聞いてください。
きっと、あなたの心の声はあなたにとってベストの選択を教えてくれます。