リビングでコーヒーをいれていると、テレビで情報番組が流れていました。
宝くじを買う人々に密着するコーナー。10万円分を買う人。さらに上はいた!新幹線で50万円分買いにきた人。
数千枚の宝くじを買ってキャリーケースにつめ込む人に目がとまり、同じ商売人として、ピンときました。
代行業者かな?
自営業はビジネスアイデアに敏感になる
その通りで、一等の出やすい売り場に買いにいけない人々のために、代わりに購入する業者です。
昔ならば、それほど気にもならなかったと思うのですが、どうしても頭の中でそろばんをはじいてしまいます。
自営業として生きていると、どうしてもビジネスアイデアには敏感になります。
300円のくじ1枚あたりの手数料は?
この人は代表だろうか?
他の売場にわかれて購入しているのか?
人気の売り場はどこも長蛇の列。発売日1日あたり一人が買える枚数は?競合他社も多そうだな?・・・などなど。
新しいビジネスアイデアをエアビーアンドビーから学ぶ
このように「人のために何かをする」という行為には、必ず介在する余地があるはずです。
最近話題のエアビーアンドビー(Airbnb)だってそうです。
色々なメルマガやブログでも、このエアビーアンドビーという名前がとびかうようになりましたが、きいたことがない方に説明しますと、「自分の部屋や家を誰かに貸したい」人々と、その部屋や家を借りたい人々を結びつける、いわゆるマッチングサービスです。
エアビーアンドビー
Airbnb(エアビーアンドビー)は、宿泊施設・民宿を貸し出す人向けのウェブサイトである。世界192カ国の33,000の都市で80万以上の宿を提供している。2008年8月に設立された、 サンフランシスコに本社を置く、非公開会社Airbnb, Inc.により所有、運営されている。
出典元:Airbnb-Wikipedia
民泊(みんぱく)といわれたら、ピンとくると思います。
おもに日本以外の国で利用者が多く、我が国では法規制との間でゆれています。
近日中に実際に借りる側になって、出張時の宿泊先として使えるのか、そしてどのような流れでお金が動くのかを、実体験で確かめてみるつもりです。
貸したい人も借りたい人も感謝をするビジネス
「部屋を探している人に貸してあげたい」
そういった人々のかわりに、エアビーアンドビーという企業がさらに・・・
部屋を探してる人に貸してあげたい人が借りたい人と繋がりやすくしてあげたい
このようなことをしてあげたい、そうしてうまれたサービスがエアビーアンドビーなのでしょう。
ややこしいですが、次のような感じです。
貸したい人→( )→借りたい人
( )にエアビーアンドビーが入ることで、この流れはスムーズになって、貸したい人も借りたい人も感謝をします。
エアビーアンドビーの商売のかたちは美しい
エアビーアンドビーは、感謝のかたちとしてお金を双方から受け取ります。
まず貸したい人からお金というかたちで感謝をうけます。これが宿泊代金の3パーセントです。
さらに、借りたい人からも宿泊代金から貸したい人が受け取る分をひいたお金を、感謝としてエアビーアンドビーは受け取ります。
貸したい人→エアビーアンドビー←借りたい人
このように、双方から感謝されるという美しい商売のかたちです。
エアビーアンドビーと近江商人の意外な共通性
近江商人の心得として「三方良し」というものがあります。
売り手良し・買い手良し・世間良し
これで三方良しです。
売り手も満足、買い手も満足、さらに社会にも貢献できる。このような商売が美しいとされています。
エアビーアンドビーと近江商人は、ともに美しい商売のかたちという共通性を持っています。
エアビーアンドビーは社会に貢献している
国や地域によっては、観光客の増加によって宿泊施設が不足しているところもあります。わが国も多くの観光客が訪れる現状で、宿泊施設が足りていません。
ここ数年、東京や大阪などの都市で泊まる部屋が取りにくくなっていることは、その問題を浮き彫りにしています。
エアビーアンドビーがそのスキマを埋めることで、地域の活性化や新たな雇用創出にもつながり、社会に貢献できるような気がします。
多くの感謝を受けるビジネスアイデアはうまくいく
手数料・システム料金などと考えると、感謝の流れがみえにくくなりますが、画期的といわれるビジネスアイデアは多くの感謝を受けていることが多いです。
日常生活のあらゆるところで、ビジネスとして参入するチャンスは落ちています。
そして、感謝の流れがしっかりとみえるビジネスアイデアは、多くの方々によろこばれて感謝としてのお金を手にすることができるでしょう。
あなたが思いついたビジネスアイデアには、どのような感謝の流れがあるのかを考えてみてはいかがでしょうか?
そのビジネスアイデアには、感謝の流れがしっかりと見えますか?