「忙しい」と口にする人に限って実際はそうでもない

busy_lady自分の力で稼ぐ考え方

今、とても忙しいです。それはもう、睡眠時間を削ってまで・・・。

忙しいとは「心」を「亡くす(=無くす)」と書きます。

「心ここにあらず」の状態で、必死に物事に取り組んでいる様子がうかがえますね。

いいことじゃないですか!

果たして、そうでしょうか?

「心」を「亡」の下に持って来ると・・・そう、忘れるになります。

本当に大事なことが何であるかを忘れてまで必死に取り組まなければならないのは、一体どうしてなのでしょうか?今回はそのことについてお話ししたいと思います。

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物事の優先順位を決定することが苦手です

自営業同士の会話では 「どう?最近は?」と言葉を交わすのが、なかば日常茶飯事のようになっていますが、その返答は「忙しい」が一般的です。

実は、「忙しい」と口にする人に限って、実際はそうでもなかったりします。

私も、自分自身で時間の使い方が非常に下手であると自覚しています。端的にいえば、物事の優先順位を決定することが苦手です。

タイムマネジメント、つまり時間管理の能力が欠けています。

組織に属さずに仕事をしていると、自分以外の第三者によって行動を縛られないので、時間は無限にあるような錯覚におちいります。

そして、ほとんど当てにならない目測で、「今やらなくても自分ならばすぐにできる」という根拠のない自信を持ちがちです。

つまり、自分自身への先送りです。このような考え方は長期的に危険であり、後日必ず自分自身を苦しめることになるのです。

「すぐできることはすぐにやろう」

「すぐやる課」って知ってますか?

たしか私が高校受験を迎えていたころに何かで読んだことがあったのですが、千葉県の松戸市で当時の市長が、「すぐできることはすぐにやろう」を旗印に市役所の課として設置したのが始まりで、多くの市町村もそれにならいました。

「すぐやる課」は、いわば市長直属の部署です。

市民からの要望を市長が受け取り、強力なトップダウンで素早く関係各部署に渡して、業務効率化をはかったものです。

「たらい回し」や「お役所仕事」と常に皮肉られていた市役所の業務を、少しでも改善しようと設置されたのです。

ちなみに、この「すぐやる課」を設置した当時の松戸市長は、あのマツモトキヨシの創業者である松本清さんです。

自分の首を絞めて自ら忙しい状況を作り出してしまう

私たちがやらなければならないことは、 たとえそれが大がかりなプロジェクトであっても、分解すると様々な行動の集合体に過ぎません。

例えば、eBayから仕入れてヤフオク!で売ることで月に30万円の利益を手にするという、私たち個人貿易ビジネスにたずさわる者にとって、ある意味悲願である目標も・・・

商品探し・支払い・仕入れ・検品・写真撮影
そして出品・代金回収・評価交換

このように、細かい作業の集合体なのです。

そしてこの細かい作業を何回も繰り返す必要があります。

目の前を流れている川を渡るのに大きな橋をかけるという工事も・・・

川底の地質調査・橋脚を立てる・橋台を作る
両端から橋桁を渡す・道路を敷設する

これらの工程が集まったものです。

もし、橋脚(きょうきゃく)を立てるのが非常に億劫で、いつまでも着手せずに放っておいたら、決められた工期が迫って来ると、過密スケジュールで残りの工程をせざるをえなくなります。

まさに、工事に携わる方々が忙しい状況におちいってしまいます。

このように、いつかはやらなければならないことを先送りにしてしまうと、結局は自分の首を絞めて自ら忙しい状況を作り出してしまうのです。

実は、無理のないスケジュールでこれらの工程を適切に行いさえすれば、ひとつひとつの工程は案外すんなりと進みます。

億劫であると考えたり、今できることだから明日や明後日にしてしまおうと先送りすると、明日以降の自分自身を苦しめることになります。

今回の話題は、あなたへのアドバイスの意味もありますが、日ごろから「忙しい、忙しい」と口にしている私自身への戒(いまし)めでもあります。

できることからすぐにやる、そんな「すぐやる課」を見習って、目の前のことに今すぐ全力で取り組みましょう。

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