サラリーマン生活と副業で取り組むインターネットビジネス
激務だったサラリーマン生活と、副業で取り組むインターネットビジネスを、どのように両立していたかについてお話しします。
あくまでも私のお話ですが、これから副業を始めてみようと思っている方にとっては役立つ内容だと思います。
サラリーマンでも珍しいタイプの業務を担当していた
「サラリーマン」と一口に言っても、様々な業務があります。
私が退職直前に在席していた部署は、いわゆる「お客様対応」の部署でした。
サービスを提供する会社の最前線として、お客様からの貴重なご意見をいただく・・・といえば聞こえが良いのですが、ぶっちゃけていうと、クレーム対応部署です。
おもに電話対応で部下が対応をしくじった場合、お怒り最高潮のお客様に対して上席対応をします。
電話対応でお客様が納得しない場合は、ご自宅まで謝罪訪問に向かうこともあります。
実は、このクレーム対応自体は好きな業務でした。
ストレスには強い方だと自分では思っていたので、電話でらちが開かない場合は、自分から訪問させて欲しいと上司に切り出していたくらいです。
移動時間は副業のことを考える絶好のチャンスです!
お客様宅へ向かう電車の中では、iPhoneに入れたオークションアービトラージのPDFファイルばかり読んでいました。
どうしようもない人手不足に苦しめられた
では、どのあたりが激務であったかというと、ストレスのかかる職場なので人材の流出が激しく、派遣社員やアルバイトの方々が長続きせずに、短期間で退職してしまうのです。
そして、人手不足の波が私たち正社員に押し寄せて来るわけです。
野球でたとえると、外野守備のライトに空きが出たからその隣のセンターがライトを兼ねる。そして、内野も守れそうだから一緒に守ってくれ、と監督である上司に言われるのです。
人の分まで仕事をこなす上に、従業員のシフトを組んだり、新しく入ってくるアルバイトの研修を実施したり、やることは山積みでした。
定時勤務では全てを消化できないので残業で片付けたり、始業時刻よりも早く出勤して遅れを取り戻す努力をしていました。
一番我慢ならなかったのが、ようやく取得できた休みに兵庫県の浜坂というところから鳥取にかけて一人旅を楽しんでいたローカル電車の車内で、出発前に引き継いでいたはずの案件について同僚から電話がかかってきたことでした。せっかく旅情に浸っていたのに台無しです。
このように、会社という存在に縛られ過ぎている状況が、一刻も早く卒業したいという気持ちに拍車をかけました。
サラリーマン時代の様子を書いているだけで、これだけの行数になってしまったわけですが、今のご時世、人手不足はどの会社でも深刻なので、どこの会社もこれと似たような状況だと思います。
あなたも今現在、会社に勤めているのでしたら、思い当たるふしがあるのではないでしょうか?あなたの会社ではどうでしょうか?
このままではつぶされる!サラリーマンやめなきゃ!
プライベートの時間まで侵食していた「会社」という存在から一刻も早く逃れるために、私は次のような目標を立てました。
「2010年3月31日までにサラリーマンを卒業する」
大きく紙に書いて、自分の部屋やパソコンの前、そしてトイレの壁にも貼っておきました。気分はさながら、受験を控えた受験生のようでした。
時間をつくり出すために工夫した具体的な方法
取り組んでいる輸入ビジネスには、とにかくしっかりと取り組む時間が必要なので、時間はつくり出すしかありません。
終電で帰宅した後、就寝するまでの時間は商品リサーチや海外から届いた商品の検品、そして落札された商品の梱包を行っていました。
午前3時には寝て、数時間後の6時には起床していたので実質、作業に充てられる時間はほんの2~3時間です。
作業の中で最も時間をかけていたのは、商品リサーチの時間でした。
輸入ビジネスでは、とにかくリサーチが命です。リサーチの段階で儲けが出るかどうかは決まっています。
海外から届いた商品の検品が終わったら、すぐに梱包をしておいて、落札されて落札者の名前と住所がわかった段階で、後は送り状を書いて貼り付けるだけで発送できる状態にしておきました。
商品説明文も、商品が日本に届いていなくてもeBayの出品ページを見たら大きさ・重さはわかるので、パソコンのメモ帳に先に書いておきます。
このように、時間がなければ睡眠時間を削ってでも、限られた時間でできる限りの下準備をしていました。
これでも時間が足りない場合は、本来ならば少しでも体を休めておきたい休日に取り組みました。
テレビ?そんなもの見ません。友人との付き合い?用事があると全て断っていました。
自分を律して期日・数値を決めると目標は達成できる
自分で期日を切って掲げた目標の威力は絶大です。
なんと、紙に書いた通りに3月31日付けで退職することができました。
辞表を提出する時の私はスッキリした笑顔でした。
厳密には、今まで使ったことがなかった有給休暇を、3月9日から一気に消化していたので、部署内や他部署への退職の挨拶回りは3月8日でした。
目標を達成するためには、自分を律すること。そして、具体的な期日目標・数値目標を掲げてそれに向けてできることを着実に行うことです。
3月31日という具体的な期日目標とともに、会社からいただいている給与と同じ金額を1ヶ月で稼ぐには1回の仕入れでどのくらい利益を得る必要があるか?
そして、それを1ヶ月で何回繰り返す必要があるのか?
こういった内容をエクセルで計算していました。
スタートを切る前に具体的なゴールや中間地点を決めよう
根性が必要となる局面も確かにありますが、それが全てではありません。
そもそも私は根性論が好きではありません。
達成しなければならない数値目標と期日目標を自分で立てたら、その時点でできることを精一杯やるだけで良いのです。
これから副業でインターネットビジネスに取り組んでみようと考えている方は、今日の内容をぜひとも参考にしていただき、スタートを切る前にゴールや中間地点の設定を考えてはいかがでしょうか。
次の記事では少し趣向を変えてみて、「結果が早く出る人・結果がなかなか出ない人」について書いてみようと思います。
サポート講師として、これまで色んな方々から相談をいただきましたが、質問内容を読んだだけで不思議とそれがわかるようになりました。