飽和とは、量が増加してそれ以上増加しなくなる最大限の状態のことです。
輸入ビジネスは飽和している
この言葉は、サポートでさまざまな質問に答えているうちに何度も何度も何度も・・・聞かされた言葉で、昨日今日にいわれ始めたものではありません。私がeBayで商品を購入しはじめたころにも、この言葉を聞いていました。
輸入ビジネスに取り組む人々が増えたことは確かです。
色んな人々がすぐれた情報発信をしているおかげで、自分で自分の道を切り開こうと努力する人々が増えました。
では、eBayから仕入れてヤフオク!で売るというビジネススタイル自体は、本当に飽和しているのでしょうか?
輸入ビジネスは本当に飽和しているのか?
視点を変えることで、そうではないということを、物販ビジネス大サミットの壇上で熱弁しました。
eBayは世界最大のオークションサイトであり、今でも仕入れて日本で販売すれば差額が利益となる商品であふれています。
eBayでのリサーチ(商品探し)は宝探しのようで、私はいつもわくわくしています。
オークファンやヤフオク!の過去落札履歴で発見した、「入札数が多く落札価格が高い商品」がeBayで出品されているのを見つけたら、その商品について詳しい知識がなくても仕入れる商品の候補とします。
「一体、これは何に使うものなんだろう?」と用途がわからない商品をさがしあてたときは、心臓が高鳴るのを感じます。
誰もが仕入れるような商品を仕入れていればそうなる
自分が仕入れた商品をヤフオク!に出品しようと現在の出品数を見ると、既に同じ商品であふれていた。
ああ、やっぱり輸入ビジネスって飽和してるんだな
このように感じる人が輸入ビジネスは飽和していると、勝手に結論づけているのです。
多くの人々が考える典型的な輸入ビジネスは「海外ならではの商品を仕入れること」であることも、大サミットの壇上で解説しました。
そして、その逆を行く方法の一例として「逆輸入」の秘める可能性について話しました。
ビジネスを大きくする人は一時的な飽和も覚悟している
「海外ならではの商品を仕入れること」は、早い時期にセラー(売り手)やショップとの交渉を進めて、有利な条件で大量に仕入れるというスタイルが主流になっています。
もちろん、大量に仕入れることで価格や送料を下げて、さらに円・ドル・ユーロ・ポンドの為替差で利益をとることを否定しているわけではありません。
その方法は、輸入ビジネスを始めたばかりの「ひとりビジネス」でおこなうことは難しいので、将来的に従業員や外注の方々に手伝ってもらって、規模を大きくしながら少ない利益を積み重ねるという方向性であれば問題ありません。
その場合は、ある商品の赤字を他の商品の黒字でカバーして、競合としのぎを削り続けることを覚悟しなければなりません。
その覚悟なしに「ひとりビジネス」の状態で、誰もが仕入れるような商品を仕入れていれば、自分のまわりは自分が仕入れた商品とおなじものであふれてしまい、それこそ飽和しているように見えます。
従業員や外注さんに活躍してもらって大きくビジネスを展開している人々は、自分のあつかう商品がヤフオク!の市場で一時的に飽和してしまうことは、すでにおり込み済みなのです。
正体不明のものであっても利益を得ることができる
私がおすすめしている個人で稼ぐ輸入ビジネスの進め方は、会社勤めや家事・育児で時間を確保できない方が、まずは一点を仕入れてみて、それを徐々に繰り返して利益を積み重ねていくことです。
そのときの仕入れの指針は、リサーチで得られたデータのみです。
eBayでの価格<ヤフオクでの相場
入札件数が多い
過去に何回かの落札実績がある
これらの条件をクリアさえしていれば、その商品がたとえ正体不明のものであっても、利益を得ることが可能なのです。
たとえば、アメリカ人のセラーが自宅の不要物を処分するつもりで出品していた商品が、実は日本では非常に値打ちのあるものであったりします。
このギャップがたまりません・・・。
「eBayにはゼニが落ちてるんや!」
かつて、プロ野球の南海ホークス(福岡ソフトバンクホークスの前々身球団)の黄金時代を築いた鶴岡一人監督は、「グラウンドにはゼニが落ちてるんや!」という名言を残しました。
この言葉の真意は、「年俸としてもらうお金はファンからもらっているということを忘れるな」と選手に理解させることだったといわれています。
もう一つの意味は、「試合で活躍すればするほど年俸も増えてお金を稼ぐことができる。コツコツと努力をつみかさねよう。」という激励の言葉だったそうです。
あなたへこの言葉を贈ります。
eBayにはゼニが落ちてるんや!