※2021年7月1日からヤフオクでは値下げ交渉の機能が使えなくなりました
ヤフオク!で販売するときの具体的なテクニックについてご紹介します。
日ごろから個人貿易ビジネスにおいて、裏技やテクニックなんてないと主張し続けていますが、「人が売って人が買う」という場である限り、ちょっとした工夫で売れ行きがよくなる・・・そんな小技は、あります。
机上の空論ではなく、私が実践して実際に成功した事例をご紹介します。
ヤフオクで値下げ交渉を付けて即決出品しても売れない!どうする?
あなたは、海外から仕入れた商品を「値下げ交渉付きの即決」でヤフオク!に出品しているときに、何週間も交渉が入らずに全く売れない場合・・・どんな改善策をはかるでしょうか?
おそらく、価格を下げて再出品すると思います。これが最も多い答えでしょう。
仕入れ資金の支払日が迫っていると、一刻も早く現金化する必要がありますので、少しでも入札されやすいように価格を下げる。
資金繰りをよくするために、当たり前のようにしていることでしょう。
身近なスーパーや商店でも、賞味期限が迫った食品などはいつまでも店頭に並べるわけにはいきませんので、なかなか売れない商品は値下げされていますよね?
売れないから値下げするなんて、もったいない・・・
60,000円で仕入れた商品を、ヤフオク!に「値下げ交渉付きの即決」で250,000円で出品していました。
もちろん、以前の記事で紹介した「落札者心理を操る方法」を使って、交渉が入りやすいようにしました。
3週間出品し続けましたが、売りたい価格である200,000円での交渉が入らず、それより低い交渉は拒否し続けていました。
そして、3回の自動出品が終わった後にこの商品を再出品したわけですが、価格を下げるのではなく、なんと320,000円に値上げしました。・・・その時です。
値上げして再出品した途端に入った交渉価格は250,000円でした。
当初の利益を140,000円と見込んでいましたが、190,000円の利益を手にすることができました。
なかなか売れない→値を下げて再出品
こんな安易な値下げは、誰だってできます。
禁断の値上げ作戦が上手くいく3つの条件
どのような商品でもこの手法ができるわけではありません。
様々な検証の結果、以下のような条件がそろった場合のみ、禁断の値上げ作戦が上手くはまります。
・ウォッチリストが十分に入っている
・同じ商品を出品している競合者がいない
・「落札者心理を操る方法」を書いている
私なりに分析してみましたが、まず競合出品者がいない商品であり、ウォッチリストが十分入っていることから、この商品の需要と供給のバランスは「需要>供給」となっています。
もし、同じ商品を出している競合が存在して「需要=供給」や「需要<供給」であれば、なかなか売れない場合には、お互いに値下げ合戦を始めることになります。
競合する商品が出品されていないので、価格決定権は私にあります。
そして、「落札者心理を操る方法」で参加者に対して「自分以外に交渉をかけている他の参加者が存在すること」をしめして、今交渉をかけないとマズい!と思わせる雰囲気を作っています。
何の予告もなく値上げされたので、「さらに値上げするのではないか?」という何ともいえない焦燥感が生まれるのです。
値を下げて再出品ではなくこの方法を試そう
もちろん、値上げが有効だからと言って、たとえば1,000,000円のように法外な値上げをしてはいけません。
綿密なリサーチを行った上で、その商品の相場に見合った程度の値上げにとどめておくべきです。
最近、値下げ交渉付きの即決出品の売れ行きが鈍っているというあなた。
安易に値を下げて再出品するのではなく、この方法を試してみてください。その効果に驚くことでしょう。