やらなければならないことを確認するために、私たちは「チェックリスト」や「Todoリスト」というものを使います。
効率的に物事を進めたり、必要なことを忘れないようにするために、このようなリストを使うのですが、あなたがインターネットビジネスに取り組んで自分の目標や夢、そして願望を実現したいのであれば、「やりたいことリスト」よりも先に「やりたくないリスト」を作りましょう。
あなたの目標・夢・願望を教えてください
あなたにとって、達成したい目標や夢、あるいは、こうなりたいという願望はあるでしょうか?
このように聞かれると、私もそうですが、誰でもあふれるほどの目標や夢、そして願望を思いつくはずです。
会社員を辞めて自由に生きたい
自分のお店を持ちたい
海外に移住したい
サッカーの指導者になりたい
これらの目標・夢・願望は、実際にお便りに書かれていた内容です。見ているだけで、わくわくしますよね。
目標・夢・願望は「お金」で解決できることが多い
では、これらの目標・夢・願望を達成するために共通している「必要なもの」はなんでしょうか?
・・・
そうです、お金ですね。
私たち日本人は、お金に対する体系的な教育を受ける機会に恵まれていないことが多く、お金の話をストレートにすることは、なんとなくタブー視されています。
目標・夢・願望を達成するためには避けて通ることができない「お金」を得る手段として、労働によって得られる賃金を貯金したり節約することが、最も尊いことのように考える風潮が根強くあります。
決して、それが誤りであるとはいいませんが、わくわくするような目標・夢・願望を達成するために、その手段を限定して考えることは、少しさびしい気がします。
「やりたくないリスト」を作ろう
目標・夢・願望を大いに語ったあとは、その手段にこだわることなく目の前のやるべきことに集中して、来るべき達成の日まで、わくわくした気持ちを持ち続けるだけでよいのです。
なにもせずに夢だけ見よう、といっているのではありません。
私がお勧めしている方法は、「やりたくないリスト」を作ることです。
やりたくないリスト
それは、あなたが絶対にやりたくないことを列挙して紙に書き、それを常に目に入る場所にはっておくことです。
目標・夢・願望の邪魔になるものを考える
私の場合、目標・夢・願望は「会社員を辞めて自由に生きたい」というものでした。
これを真っ正面から漠然ととらえるのではなく、少し角度を変えてみて「満員電車に乗りたくない」を「やりたくないリスト」にリストアップしていました。
会社員として毎日決められた場所に出勤するには、満員電車に乗るということは避けられません。まずは、これをやりたくないこととしました。
満員電車は会社員生活の象徴的な存在なので、これを回避するにはどうしたらよいか?という考え方をしたのです。
苦を回避して快を求めるのは人の本能
あなたのメールボックスに舞い込んでくる、あらゆる迷惑メールを見てみてください。
そのほとんどが、「苦痛から逃れられる」ことを訴えかけているかと思います。
人は「苦」を回避して「快」を求めることが本能的にプログラムされています。
そして、どちらかというと「快」を求めることよりも、「苦」を回避することの方がそのパワーは大きなものになります。
「会社員を辞めて自由に生きたい」と考えても、その手段や方法は漠然としたものになりがちです。
そこで、発想を変えてみて「満員電車に乗らないような生き方をするにはどうしたら良いか?」と考える方が、人は必死に考えるようになるものです。
今、私は平日の新幹線に乗っています。満員電車ではない、指定席で目的地に向かっています。
過ぎ去ったあの日、満員電車に乗りたくない一心で、夢中で目の前のことに取り組んだ結果だと思います。
さあ、あなたも今すぐ、紙にやりたくないことを書き殴ってみましょう。