周りに流されやすい私たち日本人ならではの表現
次のようなジョークがあるのを知っていますか?
ある時、様々な国の乗客を乗せた大型客船が沈没し、船長は乗客たちに速やかに船から脱出して海に飛び込むように指示しなければなりませんでした。船長はそれぞれの外国人たちにこういいました。
アメリカ人には「飛び込めばあなたは英雄ですよ!」
イギリス人には「飛び込めばあなたは紳士ですよ!」
ドイツ人には「飛び込むのがこの船の規則となっています!」
イタリア人には「飛び込めば女性にモテますよ!」
さて、日本人には何といったでしょうか?
ちょっと考えてみてください。
・・・・
日本人なら、船長からこういわれると、思わず飛び込みたくなるような言葉です。
答えは、みんな飛び込んでますよ!です。
周りに流されやすい、私たち日本人ならではの表現だと思います。
国民性を表すこのジョークは、「世界の日本人ジョーク集」という本が出典です。興味がありましたら、読んでみてください。
とりあえず右にならえで無難に仕入れを行いたい
私たち日本人は、集団で生活する中で、常に他者の振る舞いに気を配りながら成長してきました。
よいとらえ方をするならば、気配りができているということですが、常に人の目が気になったり、周りと違うことをすると叩かれる、いわば出る杭は打たれるのような環境で育ちました。
会社員としての日々の業務も協調性が重要視され、規則にないことや慣習から外れたことをしようものなら、上司や同僚からの冷たい目があります。
個人貿易ビジネスにたずさわっていると、出品されている商品の類似性や新たなノウハウが世に出た時の反応が、いかにも日本人的だと感じることが多いです。
最近はどの情報発信者も「儲かる商品リスト」を発行しており、私も「モーカルナビ」という名前で、個人貿易倶楽部の会員向けに限定配信しています。
このようなリストにのっている商品は、1週間から2週間後には、ヤフオク!の市場にあふれていることがほとんどです。
リストにのっている商品は、ある時に価格差が出ていた例に過ぎません。これらをそのまま仕入れようとするときの私たちの心理状態は、とりあえず、右にならえで無難に仕入れをおこないたいというものです。
個人貿易ビジネスで実績を出している発行者の目で見つけている商品なので、自分の目で見つけるよりも儲かる可能性が高い商品に見えます。
私が儲かる商品リストをどのように使っていたかというと、紹介されている商品を参考にしてその周辺商品を調べたり、同じメーカーの他の商品に差額が出るものはないか探す、という使い方をしていました。
このような風潮を冷ややかな目で見ています
また、新たな個人貿易ビジネスのノウハウが世に出ると、長いセールスレターを読んでいるうちに、とりあえず購入する人が多いようです。私はこのような風潮を冷ややかな目で見ています。
「海外から仕入れてヤフオク!で売る」はダメだ!
これからは「海外から仕入れてAmazonで売る」の時代だ!
いや、Amazonは価格競争が激しいので、次は「○×で仕入れて△□で売る」が熱い!
(以下、延々と続く・・・)
渡り鳥のように、次から次へと取り組む対象を変えます。
かつて、サポート業務において、個人貿易ビジネスのノウハウを次々と渡り歩いている方に・・・
なぜ、色んな方法に手をつけるのですか?
・・・と率直な疑問を投げかけたことがあります。その方が言うには・・・
みんながやっているので、乗り遅れないためです。
・・・とのことでした。
限られた時間で早く成功するのは「選択と集中」が最も重要
限られた時間で早く成功するには選択と集中が最も重要なことです。
今取り組んでいることが中途半端なのに、新たなノウハウを取り込んでそちらに注力すると、それだけ労力は分散されることになります。
副業で思うように時間を確保できない人は、一度にできることも限られているので、余計に取り組むことを絞っていくべきなのです。
早く結果を出すには、ここだけは日本人的なみんなやってるからという思考を忘れて、最初に取り組んだことに全精力を集中しましょう。
他の誰かが新しいノウハウに手をつけたとしても、そのことはあなたとは関係のないことです。
目の前のやるべきことを確実にこなすことで、あなたの成功は約束されたも同然なのです。