世界最大のネットオークションサイトであるeBay(イーベイ)は、1995年にアメリカのカルフォルニア州でイラン系アメリカ人であるピエール・オミダイヤによって作られた「Auction Web」というネットオークションサイトが原型になっています。
1997年に「Auction Web」は、彼のコンサルティング会社である「Echo Bay Technology Group」から「eBay」と名付けられて現在に至ります。
「ヤフオク」が運用を開始した1999年の翌年に日本にも進出しましたが、既に大人気であった「ヤフオク」に太刀打ちできず、2003年に早くも日本から撤退してしまいます。
ちなみに、2021年現在、eBayの日本法人ではeBayで出品する方に対するサポートに注力しています。このサイトはeBayでの出品に関する情報しかなく、eBayから海外の商品を仕入れてせどりをするビジネスにはあまり役に立ちません。
eBayでのせどりを私がおすすめする3つの理由
・・・以上が、世界最大のネットオークションサイト「eBay」のプロフィールですが、海外からせどりをする時に最も商品を仕入れやすい人気のオークションサイト、それが「eBay」です。
私を含めて多くの日本人が海外から商品を仕入れることに対して心理的な壁となるのが「言葉の問題」です。
eBay → 海外のホームページ → 英語が必要? → 怖い
このような図式が簡単に成り立つくらいに、私たち日本人の持つ「英語アレルギー」が「eBay」に参加しようとしているところに、心理的な壁として立ちはだかります。私も英語は得意ではありません。謙遜でも何でもなく、本当に得意ではありません。むしろ、苦手です。
つい最近、台湾と香港に行ったのですが、あまりにも意思疎通ができずにフロントでは紙に絵を描いてもらってようやくホテルにチェックインすることができたというレベルです。
しかし、高校生の時にいつも赤点(30点未満)で居残りをさせられていたそんな私でもeBayでは立派にやり取りをすることができていますので、その点はどうかご安心ください。
さて、海外から商品を購入してせどりをする場所として私がなぜeBayをおすすめするのか。その3つの理由について解説していきます。
eBayは人気があり、商品の種類や数が膨大である
アクセスするユーザーの数やその回数を調査してそのホームページの規模を表している「Alexa」というサービスがあるのですが、それによると、次のような調査結果が出ました。
アクセス数では、世界で第20位を誇ります。アメリカ国内に限ると、第7位という順位です。オークションに特化したサイトで、この順位は相当なものです。
数あるオークションサイトの中で、最も人気があるのがeBayなのです。
ちなみに、世界で最もアクセスの多いサイトは皆さんご存知の「Facebook」です。第2位が「Google」で、「YouTube」は第3位です。
▼次に、この資料をご覧ください。
これは、eBayの運営会社である「eBay Inc.」が発表した、eBayの「アクティブユーザー数」に関する最新資料です。eBayでの「アクティブユーザー数」とは、過去12ヶ月間で、何らかの取引を行ったことがある人数のことです。
これによると、eBay全体(世界各国のeBay)における「アクティブユーザー数」は、1億1,620万人もいることがわかります。なんと、我が国の人口とほぼ同じ人数が、過去12ヶ月間でeBayでの取引を行ったわけです。
このデータはeBay全体の「アクティブユーザー数」を表していますが、そのうち「eBay.com(アメリカのeBay)」が大部分を占めています。私たちがせどりの商品仕入先として選択するeBayでは、これだけの人数が商品を出品する可能性があるということです。
▼出品される商品は本当に様々で、時にはとんでもない商品が出品されていることがあります。
11,000ドル(約110万円)で出品された、ダイヤモンドでできたマリオのペンダントです。一体誰が買うんでしょうか・・・。
▲これは不謹慎ですね。先日、爆破テロが発生したボストン・マラソンのメダルです。
アメリカでは不思議なものが出品されていると、その都度ニュースになったりすることがよくあります。アメリカ人がネットオークションに出品しようと考えたら、真っ先にeBayが候補に上がるということを物語っています。
eBayはインターフェイスが整備されており、感覚的に操作できる
▼次の画像をご覧ください。これは、eBayの管理画面にある「Purchase history(購入履歴)」です。
赤線を引いている箇所に、あなたがセラー(出品者)から購入された商品についての「支払い」「発送」「評価を付けたか」「相手から評価をもらったか」がわかりやすいマークで順番に表示されています。
ここを見たら、代金を支払ったか・発送されたか、そしてセラーに評価を付けたか・セラーから評価をもらったかがひと目でわかるようになっています。
eBayでは、このようなインターフェイスが非常にわかりやすく、そして無駄なく整備されているので、特に何も問題が発生しなければ「全く英語を話したり書いたりせずに」取引を完了させることができるのです。
英語を話すことができないと海外から商品を買えない・・・
このような心配をする方々が多いので、海外からせどりをすることに恐怖を感じる方々が多いのですが、eBayを使うことで、この問題点はクリアできます。
eBayは積極的に買い手を保護する姿勢である
eBayでは、海外から商品を仕入れる私たちを徹底的に優遇しています。この「買い手保護プログラム」を「eBay Buyer Protection」といいます。
- eBayで購入した商品であること
- eBayが指定する方法で支払っていること
- 落札日から30日以内に申し出ること
この3つの条件を満たしていたら、「商品が届かない」「商品が壊れて届いた」といったトラブルが発生してもeBayが責任をもって金銭的な補償をしてくれます。
条件は厳しそうに見えますが、eBayが指定する方法には「PayPal」が含まれていますし、30日以内に申し出ることさえ忘れなければ、簡単にクリアできる条件です。
どのくらい強力な補償かというと、私はeBayで出品もしているのですが、時々商品を確実に届けているにも関わらず「商品が届かない」というバイヤー(落札者)のウソの申し立てをeBayが一方的に信じて、バイヤーに商品代金を支払ったりします。そのくらい強力な補償なのです。
あまりにも悪いことをするバイヤーが増えたので、最近はセラープロテクションもできました。
eBayは「バイヤーあってのeBay」という方針で運営しているので、落札者に不利益が発生しないように、このような徹底した補償プログラムを用意しているのです。このことは、私たちのように海外から商品を仕入れてせどりをする者にとっては大変心強いものです。
まとめ
いかがでしたか?ここまでご紹介した3つのポイントで、海外のインターネットオークションサイトであるeBayから商品を仕入れてせどりをしようと思っているあなたの不安や疑問が解消できたらうれしいです。
- eBayは人気があり、商品の種類や数が膨大である
- eBayはインターフェイスが整備されており、感覚的に操作できる
- eBayは積極的に買い手を保護する姿勢である
この3つの利点があるので、私は今でも海外の商品をせどりする時はeBayから積極的に仕入れています。
毎日のようにeBayを見ていますが、まだクリックしたことがない商品カテゴリがあったりして毎日が新たな発見です。eBayは見ているだけでも楽しいですよ!
せどりは国内でもできますが、eBayも仕入先のひとつにすると、もっと儲かる商品が見つかるようになります。
eBayを仕入先にしたせどりに興味のある方は、この記事もオススメです。eBayでせどりをするときに、どのような商品を仕入れたら儲かるかを徹底的に解説しています。