インターネットビジネスに取り組む上で意外と重要なこと、それが気持ちのコントロールです。
やる気を出すのはもちろんのこと、自分自身が主体的に「やっている」と感じるか、あるいは能動的に「やらされている」と感じるかで、数カ月後・数年後の成長の度合いが驚くほど変わってしまうのです。
今回はそんなやっているとやらされているの違いについて書いてみます。
できないことができるようになると誰だって嬉しい
このブログを読んでいる方は、これまでの人生で一度は組織で働いた、そんな経験があるはずです。
会社員でなくても、アルバイトやパートタイムなどで組織に貢献したことがあるかと思います。
初めて経験する業界で入社あるいは採用された時は、研修に参加したり先輩から教わったり、目に映る全てのことが新鮮だったはずです。
やがて日を追うごとに業務にも慣れてきます。
できなかったことができるようになった。
これは私たちにとって喜びではあるのですが、その後の気持ちのコントロールを間違うと、私たちが気付かない罠におちいります。
できる→慣れる→なんだかやらされてると感じる
取引先からかかって来た電話に出る口調や、お客様との接客にあたる際の姿勢。そういったところに綻(ほころ)びが現れます。
つまり、私たち自身は「慣れてきた」と思っているものが、次第に誰かに「やらされている」ことを意識してしまって、適当に対処したり、あるいはそれ以上の行動が苦痛に感じてしまうことがあります。
「慣れ」と「やらされている感」の勘違い、とでもいうべきでしょうか。
やっているのか?やらされているのか?
私たちの取り組んでいるインターネットビジネスにおいて、継続することこそが重要と私は何度も力説してきました。
「そうか、そうなんだよなー。やるしかないよな!よし、やるぞ!」
このように熱い気持ちをいだいて、それぞれの目標に向かって邁進(まいしん)するわけですが、これも日を追うごとにコツをつかんで一通りのことができるようになります。
一通りのことができるようになって「慣れる」と、当初の緊張感が薄れたり、少しぐらいサボっても誰にも注意されないし・・・という気持ちが支配し始めて、次第に行動に主体性がなくなってくることもあります。
「(主体的に)やっている」と感じるか、あるいは「(誰かに)やらされている」と感じるかで、その方の今後の伸びしろが変わってくるものです。
過去に決意した自分自身がやらせている
そもそもあなたにインターネットビジネスを「やらせてる」のは一体誰なのでしょうか?
少し一緒に考えてみましょう。
・・・
もうわかりましたよね?
そう、かつてのあなた自身なのです。
インターネットビジネスに取り組んで、自分で稼ぐ力をつけようと決意したのは、数日前・数ヶ月前・数年前のあなたに他ならないわけです。
過去の自分は「やらせよう」とは思わなかったはず
飲食店でのアルバイト店員が気のない挨拶をしたり、パートタイムで勤めているレジ担当者がマニュアル通りの接客をしているのを目にすると、「慣れ」と「やらされている感」を勘違いしてしまっているんだろうなと思うことがあります。
この場合は、「雇い主」という「やらせている」人物が明確ですが、私たちは規模は小さくても自分で全てを決めて舵取りも自ら行う「経営者」であるわけです。
仕事でも副業でも遊びでも、自ら楽しんで「やっている」という主体性がなければ、「やらされている」という気持ちに支配されてしまいます。
「やらされている」という気持ちに支配されると、日々の取り組みにも緩慢さが見られたり、継続することも苦痛に感じ始めるのです。
自分自身が「やらされている」と感じてしまうかどうかは、私たち経営者の気持ち次第なのです。
今、あなたが取り組んでいることに「やらされている感」を感じてしまった時は、少し違うことをしてみて、その気持ちをいだかせている過去の「自分自身」を思い出してみましょう。
過去のあなたは、きっと「やらせよう」とは思っておらず、「やっている」という自主的な気持ちであふれているはずです。